コンシャス

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メーートーーク

結局、尾崎豊の手のひらから卒業できない。

参照元: http://www.m-on.press/

元祖コンシャスラジオVol.86より

「盗んだバイクで走り出す」とか……もはやギャグ……

尾崎豊、おるやん? 俺らは世代じゃないけど。

うん、もうちょっと上の人らよね。カリスマやん。

カリスマ。時代の寵児。若者の代弁者……って言われてるけどさ。改めてあの人の歌詞を聞いた時に、時代とか関係なく、痛み、サブみが半端やないんよ(笑)

(笑)

だって、冷静に考えてな。「盗んだバイクで走り出す」やで……(苦笑)。この歌詞を、当時の若者はどういう気持ちで聞いてたの? 時代関係なく、どう考えてもサブいやん。

違う違う。それはやっぱり、今やから。

うそー! 「盗んだバイクで走り出す」とか……もはやギャグ……。

確かに、今となっては、しょうみギャグやで。今の若者が尾崎豊を聞いたら、もう、爆笑。

そうやろ。はしばしに爆笑フレーズがあるでしょ。痛いやん?

それはそうやねん。そうなんやけど、でもそれは今やから。ジェネレーションギャップやねん。

当時はカッコ良かったの? 「窓ガラス割って~」とか。中二すぎて……。ファンには申し訳ないけど、冷静に考えて、やっぱり痛いやん?

違う違う。もう、ぜんぜん分かってない!

うん、俺には分からんよ(笑)

もう、支配からの卒業やん!

痛すぎる! 大丈夫なん、それ。イケてるの? 俺にはちょっと分からんわ。

思わず盗んだバイクで走り出してたんやって。それくらい閉塞感があったの。時代に。

アハハハハ! ないやろ、そんなん(笑)。いや、ラブソングとかは別にいいねん。「軋むベッドの上で~♪」言うて。そういう歌詞はええねんけど、やっぱり「盗んだバイクで走り出す」とか「支配からの卒業」とかは、ギャグにしか聞こえへん……。

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おざきー! それ、もう閉もときー!

まあ確かにあったよ、俺も。中学の時。“ドント・トラスト・オーバー30”。

あったあった。ドント・トラスト・オーバー30はみんなあるよ。やっぱり“反抗期”があるから。大人の社会を否定することで、自我が産まれるんやから。

そうやね。

そういう、誰もが通る通過儀礼に、そっと寄り添う尾崎豊(笑)

代弁してあげてたんや。

そうそう。あの人はすごいよ。中学校とか高校にギターを持っていって、教室の後ろで爪弾いてたらしいから。俺はギターで自分を表現するんだ、と。僕が僕であるために、と。

アハハハハ!!

て、言うてんのに、先生は席に座らせるわけよ。「おざきー! それ、もう閉もときー」言うて(笑)

なるほど!

だからこそ、この支配からの卒業、よ。

そら、窓ガラスも割るわな。

落書きだらけの教科書と

そうかー。じゃあアメリカのフォーク歌手とかも、そういうことを歌ってんの? 「スト~ルン・バイク~・アイ・ゴー・ランナウェ~イ♪」みたいな。

歌ってるよ。いつの時代も若者は。「ストールン・バイク」は世界中で使われているフレーズや。

そうかー。でもさ、例えば井上陽水だって、吉田拓郎だって、その時代におけるオルタナティブな概念を歌ってきたわけやん? あの人たちには、何の違和感もないのよ。なのに、尾崎豊はギャグにしか聞こえへん。

それは、一番近い上の世代が、サブく聞こえてしまうから。

あ、俺らにとっては、それが尾崎豊ってことか。

そうそう。彼が前の時代を作ったレジェンドやから。

だから、俺がこう思ってること自体が、“尾崎豊イズム”なんや。こう言ってる俺こそが、すでに尾崎の手のひらの上ってことか!

そう!! ほんまはアメヤンも、盗んだバイクで走り出したいねん。

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